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ガメラはカメでいいのか? [美術/音楽/映画]

Amazonのレビューが意外に好評だったので「小さき勇者たち~ガメラ~」を観てみた。
しかしいくら子ども向けとはいえ、この展開はないだろう。いや子ども向けだからこそ丁寧につくらないと。金子修介監督は「ガメラ」がカメの怪獣と例えられると、恐ろしい怪獣のイメージが矮小化されて、怖さも感じられなくなるので、映画の中ではカメを連想させるモノは一切排して、カメという言葉は一度も使わず「海の怪獣」として慎重に扱っていた。もともと「ガメラ」は子どもの味方で、しかも獰猛な生物じゃなくて“カメ”の怪獣のイメージが強かったので、怖い怪獣にするためにいろいろ努力を重ねたわけ。二本歩行でも違和感のない怪獣にしたわけじゃん。それで怪獣映画の王道としての平成ガメラ三部作がなんとか成立していた。ところが「小さき勇者たち」では最初から空飛ぶかわいいカメなんだな。顔もバカ面だし子どもと仲良しだし、金子監督が丁寧に育てたガメラは角川映画と田崎竜太に陵辱されて、仲良し怪獣ペットに零落させられてしまった。あんまりだ。それにしても田崎監督は演技とかちゃんと見てたのかな。ビルが壊れれば人の演技なんでどうでも良いと思ってたのではないだろうか。終始そんな感じだ。学芸会みたいだったぞ。クズ作品。金返せ!

金子監督の怖いガメラが、こんな普通の大カメに。あああ
ガメラ.jpgガメラその1.jpg
右の写真はこのサイトより(ロケ地のみなさま、おつかれさまでした)

何と言ってもシナリオが酷いんだよ。説明が面倒なところは全部子どものモノローグで説明だ。ありえない。ト書き朗読会かよ。だいたいあんなに独り言の多い子どもなんているか? しゃべり過ぎなんだよ、大人も子どもも。セリフ聞いてるだけでストーリーが分かるなんて、フィルムいらないだろ。ラジオドラマでいいじゃないか。緊張感がないから絵も雑になるし絵に中味がなくなる。子どもの成長と怪獣の成長を通して、命の尊さを伝えるジュブナイルなんて、そんなのどう考えても無理だろ。怪獣なんか使わないで別の方法を考えろ。コレ観た子どももどこに感情移入すればいいか分かんないと思うね。子どもはこういう作品には敏感だと思うんだよ。本音と建前がまだハッキリ確立されていない子どもだから、個所によっては解釈のしようがないくらい造り込みはしっかりしなきゃいけないのに。いやー、こんなに酷い映画にも15億円の予算が投入されたなんて、角川映画の見識には驚くばかりだ(収入は5億未満らしい)。田崎監督はスーパー戦隊ものと仮面ライダー以外は製作禁止。あまりにも酷かったんで文句書いちゃったよ、もー。
キャシャーン以来だな。

Amazonのレビューで星4つ以上付けてた人、ぼくはこの人の書くレビューはもう信じませんからね。それにしても角川が製作するこの手の映画って「REX恐竜物語」とか、とんでもない作品が多いな。二度とつくらないでくれ。頼む。合掌。

そんなことよりグルジアが大変だ!



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  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD



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ガメラ医師

 こんにちは。突然のコメント恐れ入ります。
 私は、下記のTBを致しました「ガメラ医師のBlog」管理人のガメラ医師と申します。映画ガメラに関する情報収集Blogを更新しており、こちらの記事にはガメラの検索から参りました。
 拙Blogでは従来より、小さき勇者たち~ガメラ~に付いての鑑賞記事をまとめておりまして、この度8月14日付けの更新、
ガメラ:小さき勇者たち~GAMERA~視聴記 2008/08/14
http://blog.goo.ne.jp/gameraishi/e/e149fb1fe89d7219edd400b16e42bf79
にて、こちらの記事をご紹介させて頂きましたので、ご挨拶に参上しました。差し支えなければ拙Blogもご笑覧頂ければ幸いです。
 長文ご無礼致しました。それではこれにて失礼します。
by ガメラ医師 (2008-08-14 19:44) 

橋場一男

ガメラ医師さま、コメントとトラバックありがとうございます。
自分勝手な独り言が広がるのは恥ずかしいのですが、
まあ、正直な気持なんでしょうがないですね。
雑な映画が嫌いなんです。
by 橋場一男 (2008-08-21 00:31) 

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