So-net無料ブログ作成
検索選択

足、シャンプー、メタボ [買い物/お店]

Esquire日本版に連載しているグルーミングのコラムのバックナンバー02です。古いコラムの原稿はPCが壊れた時に一緒に消えてしまったのでした。今年の1月号から掲載されたものだけが残っています。最新版は「Esquire日本版」で。リンクはアフィリエイトではありません。

《足にも休息とメンテナンスを》

足裏と足指の筋力が日常どう使われているか。逆立ちした時の手のひらの使い方を思い浮かべると良いでしょう、とフットケアサロンの技術者に言われた。その人が普段どんな歩き方をしていて、どんな姿勢で立っているかも、足裏の角質の状態を見ると分かってしまうそうだ。足はとにかく酷使される個所だ。疲れも残る。汗腺も多く一日でコップ一杯の汗をかく。できれば毎日のメンテナンスが大事なのだが、定期的にメディカルフットケアのサロンを訪ね、プロにケアしてもらうのも良い。ちなみに、ペディキュアと呼ばれるフットケアメニューがある老舗理容店もまだ何店かある。昭和の伊達男は床屋で足の爪を揃え磨いていたのだ。
「メディカルフットケアの知識と技術」(山本成美著)によると、フットケア先進国のドイツでは400年前の絵画にスパでのフットケアの様子が描かれているという。フットケアは約80年前に職能として確立し、2002年にはポトロギー法で国家資格として認定された。ドイツ哲学は散歩の産物と言われるほど、ドイツ人は散歩の時間を大切にする。快適歩行の追求がメディカルフットケアを育んだのかもしれない。そういえばドイツはコンフォートシューズの開発も盛んだ。

ショートパンツにサンダルと、夏は膝下の露出が多くなる。素足が目立つ季節でもある。いきおい足のトラブルも露呈してしまう。爪の変形や胼胝(べんち=タコ)はメディカルフットケアに任せ、爪白癬や水虫は皮膚科に任せるとして、かかとの角質や皮膚のくすみは日常的にケアできる。基本は洗うこと。できれば朝晩、折をみてボディスクラブや足用のスクラブも使う。爪のまわりはネイルブラシが効果的だ。清潔にした後はしっかり乾燥させてから化粧水やクリームで保湿。かかとの角質はフットファイルで削ればよいと考えがちだが、実は保湿が重要で、過度な乾燥が進みガチガチになった角質はプロでもやっかいなものらしい。夜はさらにフットジェルでマッサージ。足は脳の次に老化が進む個所なので、足に気を配ることはエイジディフェンスにもつながる。


ヴェレダ.jpgWELEDA
かかとの乾燥を防ぎなめらかな肌を保つフットクリーム。レモンとラベンダーの香りも心地良い。歩き疲れのほてりにも効果的。ヴェレダフットクリーム。¥2,520

レッグ.jpgREN
ふくらはぎや足の不快感を和らげるクールジェル。マテ茶やコーラナッツのエキスをブレンド。血行を良くするのでマッサージ用に。クールフレッグジェル。¥4,725

やすり.jpgZWILLING J.A. HENCKELS
フットケア先進国ドイツ、ツヴァイリング社の名プロダクツ。粗目、細目のツーウェイファイル。ファイルはセラミック製で水洗いも可能。ペドロ。¥3,150




《シャンプーはアロマテラピー》

東京の銭湯から洗髪料が消えたのは1970年だ。それまで髪を洗う女性は自己申告で洗髪料5円を支払い、男の長髪ブーム以後は、男性からも洗髪料が徴収された。当時の銭湯では、入浴時の洗髪は当然ではなく、髪は申告してわざわざ洗うものだった。
男性が毎日欠かさず髪を洗うようになったのはここ20年くらいのこと。毛髪は臭いを吸着しやすく、若者に蔓延するデオドラントファシズムも男を日夜シャワーに向かわせた。また、頭皮の不潔が髪のトラブルの原因とされ、その予防のためにマメに洗髪した人も多い。しかしいくら清潔にしても、頭髪のトラブルは相変わらずで、髪が弱るのは毎日使うシャンプーに原因があると見る向きも出てきた。合成界面活性剤を使う合成アルコール系シャンプーの化学物質やコーティング材のシリコンが、頭皮に悪影響を与えているというのである。これにはいろいろな見方があり、中には噂のレベルで語られる見解もあるが、個人的には、合成界面活性剤で泡立ちよく簡単に清潔にするよりは、上質さを実感できるシャンプーで気分よく洗髪を楽しみたいと思う。だから、植物オイルを材料とする、いわゆる自然派のシャンプーを支持したいところだ。もはや洗浄力や殺菌力で競争する時代ではない思うので。

髪を洗うのは、アロマテラピーとマッサージでもある。シャンプーの植物オイルや精油の自然な香りは、種類によってはストレスを和らげ心をリラックスに導くことも期待できる。理髪の後の洗髪が心地良いのは頭皮マッサージの効果だ。それを合わせて考えると、髪を洗うことは単純に頭皮や毛髪を清潔にすることではなく、疲れた心とアタマを整える貴重な時間でもあることが理解いただけると思う。この時間の質を高めるのがシャンプーの質。ここで紹介しているシャンプーは、いずれもケミカルフリーで、植物由来の香りと有効成分を生かしたプロダクツ。これらに限らず、洗髪については、各ブランドでそれぞれ独自のメソッドがあり、オイルやコンディショナーなども用意されている。単体で選ぶかプログラムで選ぶかは自由。まずは充実した日々のヘアケアタイムを。



アヴェメン.jpgAVEDA MEN
Pure-formance shampoo
世界の高級スパ・アーティクルとして人気の高いアヴェダから待望のメンズラインが2月に発売。植物活性ブレンドとアロマブレンドによる上質なバスタイムを。頭皮用オイル、コンディショナー、スタイリング製品も同時に発表に。300ml、¥3,570

ジョン.jpgJOHN MASTERS ORGANIC
Lavender and Rosemary Shampoo
パーマ液もガススプレーもケミカル系は不使用、NY初のフレッシュエアサロン「John Masters Organics」のヘアケア&スキンケア製品が日本上陸。化学物質は一切使わず、オーガニックハーブをふんだんに使った上質な使用感を体験したい。236ml、¥2,415

コレス.jpgKORRES NATURAL PRODUCTS
Sage and Nettle Shampoo
日射と乾燥が強いギリシャの、アテネの薬局から生まれた自然派プロダクツ。ミネラルオイル、プロピレングリコール、シリコンを使わず、ホメオパシー概念に基づき高品質な植物有効エキスを使用している。美しいパッケージも人気。250ml、¥1,575




《歯周病とメタボの関係》

10年後の自分をどうデザインするのか。これがスキンケアの考え方の基本と言えるだろう。今日の洗顔や日焼け止めは、明日や明後日のためではなく、10年先のエイジディフェンスとして効いてくる。40歳以上を対象に、今年4月からスタートした新健診精度「特定健康診査・特定保健指導」も、同様に10年先のクオリティ・オブ・ライフを考えた制度と言っていい。失われた健康をお金で買い戻すことはできないが、健康を守ることはできる。日本が世界に名だたる長寿国であることは周知のことと思うが、持病と闘いながら、医療の力を借りて日常生活を送る高齢者は少なくない。いわゆるメタボリックシンドロームに起因する生活習慣病は、国民医療費の約30%を占めると言われている。2006年の厚生労働省の発表によると、メタボリックシンドロームは予備軍を合わせ約1960万人。特定健康診査は、そのメタボリックシンドロームに着目した健康診査だ。その原因である内臓脂肪が過度に蓄積しないよう自己管理を促し、発症リスクが高い者は保健指導が行われる。

なぜ内臓脂肪が蓄積されるのか。消費カロリー以上の熱量摂取がいちばんの理由であることは疑いない。当たり前のことだが、普段の運動や食生活の見直しが最重要。と同時に、さまざまな理由による脂質異常も看過することはできない。例えば、その因果関係が疑われる歯周病菌。一般に肥満度の高い人ほど歯周病の罹患率が高いとされている。オーラルケアで歴史のあるライオンは、この歯周病菌由来毒素LPSと脂質異常の関係を研究してきた。その結果、血中に入ったLSPが体内の中性脂肪の合成・分解に関わる酵素に影響を与え、脂質異常を引き起こすと推測される調査結果を得る(05年、国際歯科研究会で発表)。ライオンではさらに、歯周病改善の研究から多機能タンパク質ラクトフェリンがLSPを不活性化することを確認。つまりラクトフェリンはLPSによる脂質異常、メタボリックシンドロームの原因とされる内臓脂肪の蓄積予防効果が期待できると考えられる。もちろんライオンもそこに着目した。歯周病予防の研究がメタボリックシンドロームに結びつくとは。同社が行ったヒト試験によるラクトフェリンの内臓脂肪低減効果の確認は、昨年の日本栄養・食糧学会で発表され話題になった。

ラクトフェリンは出産後の母乳や絞りたての牛乳、唾液に多く含まれる多機能タンパク質である。ラクトフェリンがもたらすさまざまな効能は研究者や研究機関から発表されている。こうした効果が注目され、近年、ラクトフェリン配合を謳う健康食品は多いが、ラクトフェリンは熱と酸に弱く、経口摂取しても胃酸で分解され、有効成分が腸から吸収されないという弱みもあった。これをいかに腸まで送り届けるか。ライオンの研究チームは独自のコーティング技術で、胃で分解されないラクトフェリンの腸溶加工タブレット「ナイススリムエッセンス ラクトフェリン」を開発し、新ブランド「LIONウェルネスダイレクト」を通し、利用者に直接に届ける通信販売を2007年4月から開始している。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1