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「報復でもしてやろうか」と奥田は言った [その他]

そういえば旅先で見てびっくりしたニュース。

トヨタ奥田氏「厚労省たたきは異常。マスコミに報復も」(2008年11月12日21時7分)

2007年度の単独決算ベースで企業の広告宣伝費を比較するとトヨタ自動車だけは1000億円を突破していて1位だ。その次はパナソニック。本田技研、花王、KDDIの順番。連結決算ベースでもトヨタはソニーを抜いて1位になっている。その数字の果てにあるのが例の奥田のぶっちゃけ発言だ。トヨタの広告宣伝費はおまえのポケットマネーから出てるのかよ。でも放送や雑誌はトヨタの日本最大の広告費をアテにして何も言えないんだろうな。それだけじゃない。期せずして、このお金にぶらさがって生活している人もたくさんいる。そんな人の暮らしも考えると、言われるがママだろう。これからもトヨタの都合の悪いことは書かれないし、奥田の気に障るヤツはテレビに出られなくなる。民放はタダで見せてもらってるわけだが、これがタダのからくりだ。そんな都合良い情報を誰が信用するんだよ。

まあ、マスコミも金を出さないところは容赦なく叩くわけで、どっちもどっちだな。

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アメリカのことはよく分からないけど、消費社会が成熟しているのは「リアルシンプル」が雑誌広告ナンバー1なのを見ると分かるような気がする。製品に厳しい意見が載せられていても、広告出稿を止めないわけでしょ。ちゃんとした役割分担というか、お互いを認め合う対等な力関係ができているような……。まあ、それはぼくの幻想かもしれないけど。でも日本はそうはいかないみたいだ。「リアルシンプル日本版」も大変だと思うよ。

社会では金を出すヤツがいちばんエラいんだろうけど、その金ってもともとは、爪に火を灯して貯金して、ローン組んでトヨタのクルマを買ってる人の金なんだけどね。その金がロビー工作や面倒なことの隠蔽の目的にも使われている。広告は消費者にとっては重要な情報だ。でも消費者とはぜんぜん関係のないところで出し入れされてる広告宣伝費もあるわけだ。何にでも裏はあるし、プロレスみたいに観客も選手同士もお互い納得づくで、大人の事情で片付けないといけないことはたくさんあるけど、たまに片付けにくいというか、うまく収められないこともある。今回の奥田相談役の発言は、腹が立ったのでプロレスで相手のクビをわざと折っちゃうみたいな、もしくは筋書きバラしちゃうみたいな、プロレスには収められない話なんじゃないかな。トヨタがビジネスの食物連鎖の頂点にいると思ったら大間違いで、トヨタがびっくりするような下等生物に食われる日がいつか来ると思う。ぼくはテレビ見ないし、クルマも運転しないからトヨタなんてぜんぜん関係ない。トヨタのクルマには罪はないけどさ。

いちばん大きな塔を建てた時が王国のピークで、あとは零落するか、落ちるのを恐れて権力者が恐怖政治に走るか、その二つだと思うんだ。消費についての教育とかメディアリテラシーとかちゃんと学校教育に組み込んだほうがいいですよね。北欧で使われている消費者教育の教科書にはCMの見方も教えていたし。改めて、iQのグッドデザイン大賞も怪しいと思う。

以下ニュースを転載
トヨタ奥田氏「厚労省たたきは異常。マスコミに報復も」

トヨタ自動車の奥田碩取締役相談役は12日、首相官邸で開かれた「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」で、テレビの厚労省に関する批判報道について、「あれだけ厚労省がたたかれるのは、ちょっと異常な話。正直言って、私はマスコミに対して報復でもしてやろうかと(思う)。スポンサー引くとか」と発言した。同懇談会は、年金記録や薬害肝炎などの一連の不祥事を受け、福田政権時代に官邸に設置された有識者会議で、奥田氏は座長。この日は12月の中間報告に向けた論点整理をしていた。
奥田氏の発言は、厚労行政の問題点について議論された中で出た。「私も個人的なことでいうと、腹立っているんですよ」と切り出し、「新聞もそうだけど、特にテレビがですね、朝から晩まで、名前言うとまずいから言わないけど、2、3人のやつが出てきて、年金の話とか厚労省に関する問題についてわんわんやっている」と指摘し、「報復でもしてやろうか」と発言。
さらに「正直言って、ああいう番組のテレビに出さないですよ。特に大企業は。皆さんテレビを見て分かる通り、ああいう番組に出てくるスポンサーは大きな会社じゃない。いわゆる地方の中小。流れとしてはそういうのがある」と話した。他の委員から「けなしたらスポンサーを降りるというのは言い過ぎ」と指摘されたが、奥田氏は「現実にそれは起こっている」と応じた。

転載以上



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moonstone

カーオブザイヤーまで受賞というのは、さすがにいやらしく感じます。
by moonstone (2008-11-16 22:03) 

橋場一男

moonstoneさん、コメントありがとうございます。
そうですか。COTYも獲りましたか。やれやれ。
iQはきっととても優秀なクルマなんだと思いますが、11月20日発売ということは誰もこのクルマを所有していないわけです。このクルマの街中での佇まいとか、道路を走っている様子とか、購入した人がどんなふうにこのクルマを使っているかとか、どんな価値や喜びを与えたかとか、そういう視線はグッドデザイン賞やCOTYの審査には関係ないんでしょうか。実際に使ってみると意外な長所や逆に欠陥があるかも知れない。発売前のプロダクツを審査するって、ぼくにとっては予言に近いことなんですけどね。発売後の未来を想像できたんでしょうか。審査員の諸先生方がそこまで自信満々なのが信じられません。自信の裏付けを勘ぐりたくなる受賞ですね。
by 橋場一男 (2008-11-17 03:12) 

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