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ル・コルビュジエが使っていたスイッチ [デザイン/建築]

ル・コルビュジエ Le Corbusierとピエール・ジャンヌレ Pierre Jeanneretが、シュツットガルトのヴァイセンホフ・ジードルンクで設計したDOPPELHAUS(1927)の室内照明用に使っていたロータリースイッチ。ベースはセラミックとベークライト、つまみはデュロプラスト(duroplast、熱硬化性樹脂)でできている。デュロプラストは旧東ドイツの国民車トラバントに使われていたプラスチックだ。

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現在製造しているメーカーはManufactum Thomas Hoof Produkt GmbH。オリジナルは1910年に製造が始まり、船舶や工業用に使われていたようだ。回した時のカチッとした手応えが良い。スプリングが利いている。別に何に使う予定もないのだけど購入してしまいました。もちろんドイツのVDE認定も受けている。
DOPPELHAUSの建設は、第一次大戦でフランスの敵国だった中央同盟国のドイツでのプロジェクトだったため、当時フランスを拠点としていたル・コルビュジエは現場を監理することが難しかった。そのため、竣工当時24歳だったスイス人の若手建築家アルフレッド・ロート Alfred Rothが、ル・コルビュジエと連絡をとりながら、現場で実施設計と施工監理をしていたそうだ。だから、厳密に言うと、このスイッチはル・コルビュジエのセレクトではなく、アルフレッド・ロートが選んだものかも知れない。DOPPELHAUSではベースの円形のプレートなしで使っていた。つまり、壁にI形のつまみが付いているだけ。MANUFACTUMのドイツ語サイトで購入できる。37€。

アルフレッド・ロートはスイスの建築界の重鎮で、1940年に「Die Neue Architektur」というモダン建築の本を編纂している。長くスイス連邦工科大学ETHの教授を務めていた。1998年に亡くなっている。


Doppelhaus Le Corbusier / Pierre Jeanneret. Geschichte einer Instandsetzung

Doppelhaus Le Corbusier / Pierre Jeanneret. Geschichte einer Instandsetzung

  • 作者: Claudia Mohn
  • 出版社/メーカー: Kraemer Karl Gmbh + Co.
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: Perfect





回想のパイオニア (1977年)

回想のパイオニア (1977年)

  • 作者: アルフレッド・ロート
  • 出版社/メーカー: 新建築社
  • 発売日: 1977/03
  • メディア: -



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