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ナカタ茶番を黙殺しろ [その他]

ここのところ怒っている記事が多いけど、心はとても平静です。しかしその長閑な水面にまたも波風を立てるヤツが……。

サッカー日本代表、じゃなくて元日本代表の中田英寿氏。彼の引退までのシナリオは幻冬舎が書いたものだという噂を昨日聞く。たぶん近いうちに「GOETHE」でナカタ大特集が組まれ、同社から「ナカタ引退」本が出版されるだろう。ああ、やっぱり……。噂なのでどこまで本当かは分からないし、裏もとっていないので、ぺらぺら口外してはいけないのかも知れないが、こんな妄想記事を載せるWeblogがあっても良いだろうと勝手に判断した。「感動」の大浴場に氷を一片落とすようなものだ。お芝居の進行に影響はないだろう。内容に誤解があって間違っていたらごめんなさい。それでも大きく間違ってはいないと思うけどね。

まず、W杯で日本が勝ち進んでいても、7月3日に劇的に引退発表することは「台本」で決まっていたらしい。ブラジル戦を終えて一人倒れ込んでいたのも、泣いていたいのも、仕込みの演出だったのだという噂。世界のメディアから賞賛された予選のプレイもどんより色あせちゃうよな。それにしても舞台がワールドカップとは「黄金の七人」の教授並に絶妙なタイミングを考えたものだ。結果的にはそれが高視聴率のTV画面に流れ、芝居がかった映像が早朝でぼんやりした日本人の脳裏に刻まれ、通勤電車で我に返り、心ならずも不意に目頭が熱くなった人は多いはずだ。そして予定通りに引退を発表すると、TVのニュース速報となり、翌朝の全国紙の一面に記事が載る。なんとも滞りなく進行しているではないか(奥寺の引退の時はどうだったのだろう。思い出せない)。どこかでニタニタ笑っている仕掛人がいるのだ。

オフィシャルホームページの彼のコメントが広くメディアに紹介され、「人生とは旅であり、旅とは人生である」などと、29歳のサッカー男に切々と語られて、「感動」したかわいそうな大人もたくさんいたみたいだ。そういう人は相田みつをとか、怪しいセミナーやインチキ新興宗教で易々と自分の生き方を変えて「生まれ変われる」おめでたい人なのだと思う。ちなみにホームページの彼のコメントもまた、幻冬舎仕切りで、小松某というプロの文筆家が書いたものだそうだ。「人生とは」なんて大げさな文言で始まる素人の文章を、誰が怪しまずに読むのだろう。もっともプロが書いたにしては、深夜に酒を飲みながら、一人で勝手に盛り上がって書いた短編小説みたいな恥ずかしさだ。でもまあ、それなりにまとまっている。ナカタは本当にこんな感じの文章が好みなんだろうか。不遜にも人生を分かったつもりでいるんだろうか。本当に自分で書いたのならともかく、他人が書いたのだろうと思うと、ぼくはこっぱずかしくて読めなかったけどね。

フットボールプレイヤーであったナカタには価値があったけれど、フィールドを離れてシューズを脱ぎ、ボールに触らなくなった彼の価値は未知数だ。これまでの功績のおかげで現時点では商品価値はあるが、それは消費されて目減りしていく。もちろんサッカー以外のフィールドでものすごい仕事を手掛け、さらに価値を上げるかも知れない。彼をバックアップする人材も豊富だろうし成功する可能性は高い。と、つまりはここでも「博打」が行われようとしている。賭場が盛り上がるように、転がらせたり泣かせたり人生を旅にしちゃったり、胴元が丁寧な仕込みをしたというわけ。資金回収が終われば野放しだろう。ぼくは中田選手が好きでも嫌いでもないので、引退しても復帰しても、また引退してもニュースは半分聞き流す感じだが、フットボールを愚弄するこの腐れ外道の胴元には本当に憤りを感じる。表舞台が派手な時には黒幕がいるものだし、日本にはそれを見て見ぬ振りをする文化がある。しかしその寛容に乗じて図に乗ると締められるのが世の常だ。
もしこの引退仕込み話が本当だとして、少なからず憤りを覚える人は、ナカタの小芝居を無視することだ。巷の腐れ鉄火に油を注ぐ必要はない。そして、おまえはサッカー選手としては一流だけど、サッカーをしないおまえには興味がない、と言ってあげよう。メディアが金儲けに走ると、こんな劇場型インサイダー大作戦も可能ということだ。同じ輪転機を使いたくないな。何だかどうでも良い気分になってきた。バカバカしい。

正直書くと、ヨーロッパのクラブを事実上お払い箱になった中田選手にはJリーグに帰ってきてほしかった。ブンデスリーガからJFLに復帰した奥寺や尾崎のように、日本のサッカー、Jリーグの底上げの力になってほしかった。国内リーグで選手を強化しなければならないことは、今回のワールドカップ敗退の教訓だったはずだ。今もJ2のグランドを、年齢に怯まず走り回る三浦知良選手の愚直さがますます心に染みる。サッカーファンの心は三浦選手の側に立っていると信じたい。とりあえず引退した中田氏には志し相応の人間らしい未来がありますように。そしてナカタを利用して人々を愚弄したメディア極道幻冬舎は、一日でも早く餓鬼道に堕ちますように。

News

中田氏の引退表明文が教科書に
2006年07月06日付 スポーツニッポン紙面記事

現役引退を表明したW杯日本代表MF中田英寿氏(29)が、道徳の教材に登場する可能性が出てきた。教育図書・学校用教材を出版する日本標準(本社・東京都杉並区)が、中田氏が公式サイトにつづった引退表明文をそのまま教材として出版することで検討に入ったもので、中田氏の言葉が子供たちにとっての“指針”となりそうだ(以下略)。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/07/06/03.html

お気の毒。こんなことよりメディアリテラシーを教えろよ。

北欧諸国では、消費者教育や消費に関するマスメディア(広告やタイアップ番組など)との付き合い方を学校の授業で教えている。日本では無理なのかな。

北欧の消費者教育―「共生」の思想を育む学校でのアプローチ

北欧の消費者教育―「共生」の思想を育む学校でのアプローチ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新評論
  • 発売日: 2003/11
  • メディア: 単行本


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コメント 3

hara_taka

激しく同感です。ナカタ氏以外の、いわゆる「本気で戦わなかった」と言われてしまった選手達のことを思っていたら、「上司は思いつきでものを言う」なんていう、くだらない本のタイトルを思い出してしまいました。本当に、サッカーをしないナカタ氏には今の所、何の興味も持てません。上で紹介されていた本、発注しちゃいました。非常に大切な所ですよね。家具やデザインだけでなく、北欧文化のそういった点での質の高さにもっと注目すべきですね。
by hara_taka (2006-07-06 20:55) 

ミヤザキさん

中田に関しては好きでも嫌いでもありませんが、今回のわ-るどカップに関しては他の選手よりまし、だったというのが、私の意見です。中田は数年前からの、股の筋のびのび病で、自分で思ったパフォーマンすが出せなくなっていたのは、事実だし、他人から見てもローマ以降は、だめだめ感が明らかだったと思います。
中田自身、自分をデザインする気があるので、(他人から見て?センスだとしても。)自分のパフォーマン酢が許せなかったのでしょう。デザインといっても、カチンコチン系外見&発想で自分自身を、塗り固めるタイプなので、しょうがないような気がします。
引退後も、もうガチガチに!キャリアUPのグランドデザインonly!ハーバードでMBAやN.Y.デザイナーめざしP(名前ど忘れ)か?しまいには、サッカー協会会長って、、、、。
ニッポンのデザイナーに多いと思いますが、やはり、かた(形)からはいってしまってると思います。もっと、他者から影響(この場合、和田氏みたいにパクレ!ではなく。)を素直に受けとり、柔軟な発想で、サプライズ!(オーストラリアの監督みたいに!)があってもいいと思います。
結局、じーこ&かわぶちが悪い!(なんじゃ、、、こりゃ!)
by ミヤザキさん (2006-07-08 01:07) 

橋場一男

takaさん、ミヤザキさん、コメントありがとうございます。
芝生に寝てたのはムービー撮影のためという噂もあります。いろいろ実情を知ると、ナカタ氏が気の毒になります。事務所の縛りが厳しくて自分の言葉でしゃべらせてもらいないみたいなので。そのうちメディアでは水に落ちた子犬を棒でたたくように、一斉にナカタ叩きが始まると思います。持ち上げて、落として、結局メディアのマッチポンプなんですよね。そういう情報環境の中で暮らしていることが嫌になります。ナカタ氏もそれが嫌だったんだと思うのだけど、否応無しにその渦中に取り込まれ、にっちもさっちもいかなくなっていたのでしょう。
by 橋場一男 (2006-07-14 19:53) 

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